大阪・東北九州の復興に全面協力 旅行業界で総会ラッシュ(2)
一般社団法人全旅協大阪府旅行業協会(永野末光会長)はこのほど、大阪府泉南市のスターゲイトホテル関西エアポートで定時総会を開いた。2017年3月の第12回国内観光活性化フォーラムin金沢に積極的に参画し会員活動の活性化と着地型観光の推進を図るほか、東北・東日本観光復興キャンペーンや鹿児島送客キャンペーン、熊本・大分支援活動に取り組むことを決めた。永野会長は「全旅協あげて行う熊本・大分支援は、我々大阪も全面的に応援したい。ご協力とご理解をお願いしたい」と話した。
今年度は、16年4月に施行された障害者差別解消法について対応の指針や手引きなどを会員に周知徹底し情報を提供する。インバウンドとアウトバウンドのバランスをとりながら双方向の人的交流を図るとした。
続いて行われたオーサカ・ゼンリョ(内田正人社長)の通常総会では、15年度積極的に取り組んだ旅行商品造成について報告。高野山開創1200年、堺市にオープンしたさかい利晶の杜など注目スポットを主としたツアー、大阪魅力満喫キャンペーンの助成金制度を活用した大阪地旅ツアーを実施し約150人を集客したことを伝えた。
オーサカ・ゼンリョ協力会(西村肇会長=西村屋ホテル招月庭)総会では、西村会長が熊本・大分への支援について「東日本大震災が起こった年の6月に当社(西村屋ホテル招月庭)では、宮城県の秋保温泉に300人の社員旅行を行った。震災でお客様が激減しているときほど同業者から来てもらうことはありがたいものだ。我々が九州へ客としていくことが一番の支援になる。ぜひお願いしたい」と話した。
協力会の16年度事業は協力会会員・会員旅行業者への情報発信と親ぼく、会員の広報PRなどを行うことを決めた。
総会後の合同懇親会は、今年全国旅行業協会が創立50周年を迎えたことから50周年記念合同懇親会として開催。320人が出席した。