新緑も京都岡崎十石舟で 5月8日まで
京都市左京区の琵琶湖疏水での「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」が実施されている。新緑が映える5月8日まで運航する。2003年のスタート以来、年々乗船客が増えて春の恒例行事として定着。昨年は過去最高の2万508人が乗船した。十石舟めぐりは南禅寺船溜り乗船場を起点に約3キロを25分で往復する。
十石舟めぐりに伴い、地域の魅力を紹介する京都散策ツアーも実施。「南禅寺名物湯豆腐ランチとゆっくり南禅寺界隈コース」「南禅寺・哲学の道コース」「東山・祇園コース」のほか、今年から「十石舟と夕食付きプラン・限定!朝食付きプラン」を新設した。
運航初日の3月26日には関係者が集まり、京都市の塚本稔副市長は「ロームシアター京都や動物園がリニューアルするなど年々魅力度を増す岡崎を十石舟とともに楽しんでほしい」、京都岡崎魅力づくり推進協議会の潮江宏三代表(京都市美術館館長)は「現在、京都市美術館ではモネ展、ルノアール展が開かれており、1日5千人以上の入館者がある。この入館者を十石舟の乗船や岡崎に留まってもらえるよう取り組みたい」などと十石舟を核に地域の賑わい創出を期待。
十石舟めぐり実行委員会の上原龍男副委員長(京都府旅行業協同組合理事長)は「安全第一に、おもてなしの心をもってお客様にご満足いただけるよう努力したい」と話した。
なお、4月10日までは夜桜を見学できる夜間運航も行った。