地域資源活用で観光地魅力創造 観光庁、支援地域11件を選定
観光庁は2月29日、「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」の支援地域11件を選定した。同事業は、食や農業体験、農山漁村風景といった地域の観光資源を活かした観光振興施策を支援するもので、2015年度に創設。今年1―2月に公募し、23件の応募があった。
支援選定地域は北海道当別町▽群馬県長野原町▽群馬県上野村▽山梨県笛吹市▽愛知県豊田市▽京都府南丹市▽兵庫県姫路市▽岡山県真庭市▽愛媛県内子町▽福岡県宗像市▽大分県日田市。笛吹市は甲州ワインのワイナリーとブドウ農家をめぐる旅、南丹市は茅葺き民家が建ち並ぶ美山地区の文化、日田市は自然を生かしたアウトドアの提案など地域の特徴を前面に推し出したコンセプトが並んでいる。
観光庁は今後、選定地域に対し、計画策定・マーケティングや滞在コンテンツの充実、来訪需要の喚起、外国人受入環境整備などの取り組みについて支援していく。