関西元気へ勝負の年 JATA関西支部が年賀会
日本旅行業協会(JATA)関西支部の年賀会が1月5日に開かれた。国内外の観光業界関係者ら約450人が大阪市北区のホテル阪急インターナショナルに集まった。JATA関西支部の光山清秀支部長は、15年は国内旅行と訪日旅行の明と海外の暗がはっきりしたとし、今年についても国内旅行は「TDSとUSJの15周年、北海道新幹線の開通が需要を喚起するだろう」と見通した。海外旅行については「今年は復活の年。日本人の海外旅行人口2千万人に向け様々な施策を展開する」と明言。関西国際空港発着の増便、増席を航空各社に働きかけていくと述べ、訪日旅行を含め「三位一体」で関西を盛り上げたいと話した。
今年の飛躍を誓い乾杯
近畿運輸局の天谷直昭局長は、訪日外国人観光客のリピーター増や地方への浸透を促し「関西一円が元気になる勝負の年」と鼓舞する一方、旅行消費額で9割を占める「国内旅行が地方創生の切り札。一丸で取り組んでほしい」と要請した。
新関西国際空港の福島伸一会長は、関空への入国者数が昨年1千万人を超えたことを報告。今年は4月から関空と伊丹空港を運営する関西エアポートが始動し、東南アジアとのネットワーク増強やロンドン直行便の復活に取り組むとした。
会場では、相愛大学の女子学生によるサクソフォンカルテットのコンサートなども行われた。