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国内、訪日好調で増収増益 JTB上期決算

国内、訪日好調で増収増益 JTB上期決算
JTBは11月16日、国土交通記者会で会見し、4―9月期のグループ連結決算および通気見通しを発表した。好調な企業業績や北陸新幹線の開業、6年ぶりのシルバーウィーク効果などで売上高は1.4%増の6881億円で、07年に次ぐ2番目の水準となった。営業利益は21.5%増の118億円、経常利益は17.1%増の158億円とともに増益。収益率の高い高付加価値商品へのシフトがうまくいった。 分野別では国内旅行は6.6%増の3200億円。エースJTBが堅調で、特に北陸方面のほか、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで前期から実施している「アーリーパークイン」や「エリア入場確約」の定着で関西方面が好調を持続した。法人事業も堅調だった。 また、訪日旅行も62.1%増の380億円と好調。世界発、世界着のグローバル事業もM&A等の投資効果が表れ8.8%増の1526億円と大幅に伸びた。アジアでのアウトバウンド拠点の強化などが好業績につながった。 一方、海外旅行は10.8%減と二桁の減少で2484億円。ルックJTB11.5%減、法人営業11.3%減、メディア販売21.5%減と軒並み前期を大幅に下回った。 15年度(4月―16年3月)通期の業績見通しは売上高が0.1%増の1兆3250億円、営業利益が79.7%増の200億円、経常利益が17.7%増の220億円、当期利益が16.3%減の123億円。 会見では日本時間の14日に起きたパリの同時多発テロの影響について質問があり、JTBは「業績見通しにパリの事件は反映していません。ヨーロッパ旅行全体への影響も計れない状況。影響を見極めたい」と答えた。
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