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京都・嵐山観光の推進役に レストラン嵐山がオープン

京都・嵐山観光の推進役に レストラン嵐山がオープン
かねてより全面リニューアルを行ってきた「レストラン嵐山」(平井義久社長)が完成し、このほどオープン披露式典が開かれた。関係者400人が、京都を代表する景勝地の嵐山にお目見えした新施設の完成を祝った。平井社長はあいさつで「施設の老朽化や新たな時代のニーズにあわせたリニューアルに取り組んできましたが、ようやくグランドオープンの日を迎えることができました。これからも京都の観光振興にお役に立てる施設として努力していきたい」と、招待客を前に決意を示した。 あいさつする平井社長 来賓として出席した京都府の山下晃正副知事は嵐山にレストラン嵐山が存在する重要さを語り、これからの京都観光の推進役としてエールをおくった。 今回のリニューアルでレストラン嵐山は南ウイング棟と北ウイング棟を新設。324席、160席、90席の3つのレストランと78人を収容できるVIPルームを設置した。最も力を入れているのが食事で「団体旅行の食事革命に挑戦」を掲げて、最新のスチームコンベクションオーブンを用い調理した京野菜などのオリジナルメニューを提供。さらに個人対応としてイタリアンレストランや渡月橋が一望できスイーツを味わえる足湯カフェもオープンさせた。 新設した南ウイング棟 また、駐車場には東日本大震災の復興に協力する「震災復興自動販売機」と京町家の保全・再生と活用促進を支援する「京町家保全・再生支援自動販売機」を1台ずつ設置。自動販売機で購入された缶コーヒーやミネラルウオーター、ジュースの料金の一部は震災復興と京町家再生の助成金として活用される。 レストラン嵐山の田村眞一専務は「多くの観光客が嵐山に来られて、私どもの施設にお越しになられます。自動販売機の売り上げの一部を寄付させていただくことで、東北の復興や京町家再生のお役に立てればと思っています」と話している。 リニューアルした新施設について、田村専務は「ハードは完成しましたが、これでようやくスタート地点に立ったということです。旅行会社様のツアーでの送客を中心に観光客の皆様にお越しいただけないと成り立ちませんので、ご支援をお願いします」と、これまで以上に営業に力を入れていく方針だ。 レストラン嵐山は2005年に現在の株式会社渡月橋へ経営権が移り、10年目を迎えることを機に14年5月からリニューアル工事を進めていた。
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