「大人旅」志向が顕著―クラツーがシニア調査(2) テーマ型旅行に関心
実際に50―60代がどのようなパッケージツアーに魅力を感じるかを聞くと「普段行けない場所に行けること」が89.8%でトップ。「行程に余裕があること」84.5%や「歴史や文化に触れられること」78.8%などが上位に挙がった。特に、特定の興味分野をテーマに設定した登山・ハイキングを徹底的に楽しむツアーや、写真撮影のテクニックや歴史を学ぶツアーなど、探求心や好奇心を満たす「テーマ型旅行」への関心が高い。50―60代の2人に1人が関心を持ち、5人に1人は参加経験を持つ。57.5%は「テーマ型旅行に参加してみたい」としている。
シニアにとってツアーは便利(イメージ)
テーマ型旅行のなかでも興味が高いのは美食探訪61.8%▽歴史探訪61.4%▽神社・仏閣・仏像めぐり53.0%▽街道歩き51.2%▽美術館・博物館50.7%▽名城めぐり50.6%など。男女で異なる特徴的なものは、男性が10ポイント女性を上回った「写真撮影」、女性が25ポイント高かった「花めぐり」が挙がった。
クラツーでは「テーマ自体は奇をてらうものではなくとも、その内容がいかに魅力的なものか、旅慣れた50―60代の大人世代を納得させるための旅行会社の工夫が求められる」としている。
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