空旅で行く世界のジオ 島根県隠岐
島根県隠岐から、隠岐の島町観光課の木瀬高宏さんと隠岐観光協会の角橋隼人さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、8月に期間限定で運航していた隠岐―大阪・伊丹ジェット便の実績や、11月30日まで展開中の隠岐ジオ博について紹介した。隠岐―伊丹航路のジェット便は毎年夏に運航されており、今年で10年目。期間中8月1―31日の搭乗率は、目標としていた80%には届かなかったものの、速報値で75%と健闘した。
角橋さんは「お盆前後は旅行会社に配席せず、台風の接近で欠航があったことも目標に達しなかった要因です。定期運航のプロペラ便は8割前後を記録しており、11年目に向けて運航時期などを含め航空会社と検討したいと考えています」。
隠岐空港は開港50周年を記念して7月25日から「隠岐世界ジオパーク空港」に改称した。木瀬さんは「公募で選び、日本で一番長い名前の空港になりました」。9月から11月にかけては、フジドリームエアラインズが名古屋・小牧、信州松本、山形などからチャーター便を飛ばしている。「普段はなかなか接点のない地域の方たちと交流できるのが楽しみだし、ありがたい」と木瀬さん。
9月1日からは隠岐ジオ博も始まった。「民謡や神楽など隠岐の伝統芸能に触れていただく特別イベント、ジオサイトをめぐるバスツアーやシーカヤック体験なども実施しています。引き続き旅行目的地として隠岐をよろしくお願いします」と角橋さんは話した。
島根県隠岐の皆さん