秋の見どころは九年庵の紅葉や嬉野新施設 佐賀県
佐賀県神埼市の執行真知子さんと山田宗延さん、県関西・中京営業本部の坂元賢治さんと徳島千裕さん、佐賀県観光連盟大阪オフィスの伊藤宗修さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、名勝・九年庵の紅葉などを紹介した。神埼市にある国の名勝・九年庵は、実業家の伊丹弥太郎の別荘と6800平方メートルの庭園からなる。毎年、紅葉の時期に9日間のみ公開され、今年は11月15―23日。昨年は9日間で8万3千人が訪れるなど、色鮮やかな紅葉と一面に広がるコケのコントラストが高い評価を得ている。最近はバスツアーなど旅行商品化が目立ち、大阪発の乗客を乗せたバスが昨年は150台にも達した。
執行さんは「九年庵は福岡、長崎に近く、吉野ヶ里遺跡は直線距離で2キロほど、今年世界文化遺産に登録された三重津海軍所跡も車まで15分の距離です。西九州観光の拠点で、大阪からのツアー客は周辺を含めて経済効果が大きく、ありがたい存在です」と話す。貸切バス運賃・料金制度の改正で、ツアーバスの減少が懸念されるが「世界遺産の話題性もあり、例年通り来ていただけるのではと期待しています」。
嬉野温泉では10月に観光農園「ブーゲンハウス」がオープンする。1年中ブーゲンビリアの花が観賞できる。温泉街の旧嬉野観光センター跡地にできることから、坂元さんは「宿泊客の皆さんにも楽しんでいただけます」と、温泉滞在を促す効果を期待する。
佐賀県では来年10月28日―11月6日に熱気球世界選手権が開催される。世界のトップパイロットによる100機を超える熱気球が集結する。徳島さんは「佐賀の空で繰り広げられる競技をぜひ、お楽しみに」。
佐賀県の皆さん