敬老の日に旅を贈ろう(3) シニア旅行市場へ地域密着の提案
シニア旅行が国内旅行市場をけん引していると言われて久しい。「国民的行事にまで発展を」
じゃらんが発表した今年のシルバーウイークの国内旅行動向によると、60代以上の男性で65.0%、女性で55.0%が「夫婦2人で旅行」と回答。従来、友人同士が主流だったシニア世代の旅行が、団塊の世代などが加わったことにより夫婦旅が増えてきているようだ。さらに、じゃらんの調査では、シニア層は「温泉や露天風呂を楽しむ」「名所、旧跡の観光」の支持が高いとされている。
地域に密着し、シニアが志向する旅行も得意とする兵庫県旅行業協会の会員にとって「敬老の日キャンペーン」によって需要拡大につながる要素は大きい。
協会会員旅行会社の店頭に掲げられたノボリ
山口会長は今後、具体的な動きをしていく考えで、旅行を通して年配者への感謝や思いを伝える国民的行事にまで発展させたいという。全旅の支援を得て、地旅ブランドと同様、全国的な運動に広がる期待もある。
(トラベルニュースat 15年9月10日号)
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