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松屋カレー専門店 会長自信作の味は

松屋カレー専門店 会長自信作の味は
松屋のカレーは並々ならぬこだわりを持って作られているらしい……先日、ハーバービジネスオンラインに松屋のカレーを特集した記事が掲載され話題になっている。なんでも同社のカレーは ・カレーは35年前からの看板メニューの1つで、発売当初は帰省時のお土産にする人がいるほど大人気だった ・社長が無類のカレー好きで「耳の裏が熱くなるくらいでなければカレーじゃない!」という信念を持っており、スパイシーさに並々ならぬこだわりを持っている ・オリジナルカレーに対するこだわりはもちろんのこと、激辛スープカレー、トマトカレーといったチャレンジングなメニューを連発しているのも、社長のカレーに対するこだわりによるもの とのこと。そんなカレーにこだわりを持った松屋は、テストケースとしてデータを取るためにカレー専門店の「マイカリー食堂」を三鷹駅前に構えている。どのような味なのか気になったので、さっそくお店に行ってみました。 場所は松屋本社近くの三鷹駅前 松屋の創業の地は練馬区の江古田だが、本社所在地は三鷹駅のすぐ近く。三鷹駅前にはお酒やコース料理が楽しめる「鮨割烹 福松」回転寿司の「すし松」など松屋の系列店が店を構えており、マイカリー食堂も北口から3分ほどの場所にある。 店舗前のポスターのデザインは松屋っぽい。松屋の通常店舗で売られていない「欧風ビーフカレー」は最近価格を改定したようだ。 食券機は松屋と同じ機械を使っている様子。今回は欧風ビーフカレー(税込590円)にトッピングで揚げなす&トマト(税込150円)とほうれん草(税込100円)を注文してみました。 松屋のカレーとの違いは? 席に着いて食券を渡すと店員さんが辛さの加減を3段階で聞いてきたので、今回は標準の中辛を注文。カレーは注文後小鍋で温めているようで、待つこと3分としないうちにメニューが登場。スパイスの香りはそこまで強くない。 さっそく食べてみると、牛肉のダシが効いた旨味たっぷりのリッチな味に仕上がっており、旨味に負けない辛味に驚く。牛肉は柔らかく煮込まれており、しっかりとカレーの味がしみ込んでいた。サイコロステーキくらいの大きさの牛肉には脂身が付いているが、この脂がカレーにコクを与えているようだ。 マイカリー食堂のカレーは牛肉のコクや旨味、通常の松屋で売られているオリジナルカレーは野菜の旨味が辛味を支えているように感じられた。使われているスパイスも違うようだが、辛さのレベルは同じくらいで、市販のカレーの辛さでいうと辛口寄りの中辛といったところだろう。 じゃがいもは素揚げすることによって甘味が引き出されいる。カレーは揚げ物に合うように開発されているようで、野菜も美味しく食べることができる。トマトの酸味も相性抜群だ。 卓上のスパイスで辛味を調節することも可能。スパイスの色が赤かったので「唐辛子の味ばかり際立つのでは? 」と思ったが、辛味はあるもののスパイスの味に深みがあり辛さだけが際立つてしまうことはない。松屋のカレーは家庭で作れない味を目指しているそうだが、この旨味やスパイス感を真似するのは難しそうだ マイカリー食堂は残念ながら1店舗のみの運営。カレーの全国チェーン店は coco 壱番屋程度しかないので、松屋がカレー専門店で全国展開をすることは今後あり得るのかもしれない。 (やったー麺)
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