ロボットに仕事を奪われ完全失業?
人工知能や再生医療が発達する未来はバラ色の社会として語られがちだ。しかし、大量失業者の発生、格差の超拡大によって、経済政策、産業政策、社会保障・福祉政策、教育政策など、すべての政策について、従来の常識が通用しない社会が出現する懸念がある。手塚治虫が「火の鳥・未来編」で、人類滅亡を描いている。未来の地球では、膨大なデータを処理して的確な判断を下し、間違いを決して犯すことがない巨大コンピューターが国家の意思決定を行う。人類は、ただコンピューターに従うしかない存在だ。<br />