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築地から「豊洲市場」へ 16年11月7日に開場

築地から「豊洲市場」へ 16年11月7日に開場
東京都は7月17日、築地市場(中央区)移転先として江東区豊洲に建設中の新たな市場の名称を「豊洲市場」とし、2016年11月7日に開場すると発表した。11月4、5日を臨時休業とし、3―6日にかけて引っ越し作業を行う。豊洲市場は築地市場から2.3キロの距離にあり、現在の最寄り駅は新交通システムゆりかもめ「市場前駅」。敷地面積40.7ヘクタールと築地市場の約1.7倍の広さに、水産卸売棟、水産仲卸棟、青果棟のほか、食を中心とする東京の新たな観光拠点として、一般の人も利用できる千客万来施設が計画されている。 建設中の豊洲市場 築地市場には早朝に行われるマグロのセリを見学したり、市場内・場外を観光する訪日旅行者も多く、こうした観光目的地としての整備も期待されている。 廃止される築地市場は1923年の関東大震災で日本橋魚河岸が壊滅した後を受け、臨時の市場施設を経て1935年に開場した。施設の老朽化などを理由に移転が決まったが、日本の食が世界から注目されるなか、世界最大の水産市場として外国人旅行者の人気も高い。 特に、マグロのセリ見学の人気は高く、1日あたり先着120人の定員枠が午前3時台には埋まってしまうほどで、ほとんどを外国人旅行者が占めている。
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