日本旅行と滋賀県がタイアップ 「女子旅びわ湖」を発売
日本旅行(丸尾和明社長)は今年創業110周年を迎え、創業の地である滋賀県とタイアップした「女子旅びわ湖」を商品化した。6月17日、滋賀県庁で三日月大造知事に販売開始を報告した。昨年11月、三日月知事が丸尾社長と対談し滋賀県の観光開発を依頼。日旅ではプロジェクトチームを立ち上げ、県内12市町の観光関係担当者と意見交換会を実施するなど商品化を検討してきた。
その中で、琵琶湖の環境、世界遺産比叡山延暦寺をはじめとする歴史文化、多様な食資源やスイーツを前面に女性がターゲットの商品を企画。協定旅館ホテル連盟に加盟する宿泊施設の女性スタッフも加わり、着地目線で女性好みの商品を造り込んだ。
知事への報告で大槻厚・赤い風船事業部長らは、女性に人気のあるまち歩きを楽しめるよう県内各地でスイーツの食べ歩きや土産品購入などに利用できる「まちあるきクーポン」(1千円分)が付いていることなど商品の魅力を説明。
三日月知事(右端)に商品の魅力を説明
三日月知事は「県内にはまだまだ知られていない素材が多い。この商品をきっかけに国内外から注目を集められれば」と期待感を示した。
2016年3月まで、滋賀県単独商品としては初の全国展開とし、期間中3千人の集客を見込んでいる。
日本旅行は1905年、滋賀・草津で日本旅行会として創業した。