GWは大阪、富山、和歌山が人気 JTBネット予約状況
i.JTB(今井敏行社長)がまとめたゴールデンウイーク(4月25日―5月5日出発)のインターネット予約状況によると、対前年との伸び率を比較した国内旅行宿泊の県別ランキングは大阪府が1位だった。2位は北陸新幹線開業の富山県、3位は高野山開創1200年の和歌山県が3位と話題性ある地域が上位にあがっている。1位の大阪府は昨年から続くユニバーサル・スタジオ・ジャパン人気が継続。2位の富山県では新幹線開業効果が如実で、特に宇奈月温泉エリアが人気だという。3位の和歌山県は高野山の節目に加え、南紀白浜アドベンチャーワールドの双子のパンダ誕生も話題を集める。4位は広島県、5位は沖縄県が続く。
今年のゴールデンウイークは後半の5連休を中心に予約が好調で全体的に堅調に推移しているという。
海外旅行では海外航空券、海外ホテルともに第1位はタイ・バンコク。海外航空券は2位ホノルル、3位ソウルで、トップ10にはアジア・中国の7都市が入るなど近距離が安定した人気を集め、昨年の33位から8位へ上昇したセブや、 16位から9位のマニラなど羽田空港の発着枠が拡大したフィリピンの上昇が目立つ。
海外ホテルは1位バンコク、2位パリ、3位ホノルル。昨年1位の台北は4位となり、ニューヨークが昨年10位から6位に、ウィーンが11位から9位に、ローマが18位から10位にそれぞれ上昇するなど欧米各都市が好調のようだ。旅程としては5月に入ってからの出発が増える傾向にあるという。
予約状況は国内旅行が3月13日時点、海外旅行が同11日時点のものをまとめた。