家康公四百年祭で商品化呼びかけ 愛知県観光協会が東京で説明会
愛知県観光協会はこのほど、東京・品川プリンスホテルに旅行会社を招き、観光説明会と商談会を開いた。商談会には名古屋、犬山、知多、西三河、東三河などのエリアの観光協会や旅館ホテル、観光施設の54人、旅行会社からはJTB、クラブツーリズムなど15社24人が参加した。愛知県観光協会の山内均専務理事は主催者あいさつで、(1)家康公四百年祭(2)全国都市緑化フェア(3)博物館明治村50周年―の3つのトピックスを紹介。特に家康公四百年祭については「生誕の岡崎、出世の浜松、大御所の静岡と、3市で1年を通じてイベントを行います」と話し、旅行商品化を要請した。愛知県はビジネス需要の拡大で宿泊者は前年を上回る勢いだが、観光のてこ入れが課題となっている。
1616年に家康が駿府城で死去してから400年。家康生誕の地、愛知県では年間を通じてイベントがあり、旅行商品化や旅行先としてのアピール強めている。
2月2日には旅行会社向けに、旅行プランが造成しやすいよう「代理店さま特設サイト 家康公ものがたり」をオープンさせた。パンフレットの作成や団体旅行の営業支援として助成金制度なども用意。歴史を語れるガイドの手配に応じる。
緑化フェアは、2005年に開かれた愛知万博の10周年記念事業として、9月12日―11月8日に「愛・地球博記念公園」をメーン会場に開催する。100%愛知県産の40万本の花が来場者を迎える。花の棚田など新たな花の見せ方も用意する。入場は無料。
犬山市の明治村は1965年3月の開村から今年で50周年を迎える。建物10棟と機械2件の国の重要文化財を擁し、年間40万人以上が訪れる人気の施設。
2012年に、明治村3代目村長の小沢昭一さんが死去してから空席となっていた4代目村長にエッセイストの阿川佐和子さんが決まり、3月15日には明治村で新村長就任式典と村長就任パレードが開かれる。