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松葉ガニの次はモサエビと赤ガレイ 鳥取県岩美町

松葉ガニの次はモサエビと赤ガレイ 鳥取県岩美町
鳥取県岩美町から、旬の味処福乃家の福本則子さん、町商工観光課の岡本良恵さん、町観光協会の土田泰子さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、旬を迎えたモサエビ、赤ガレイをPRした。岩美町は漁獲量日本一の松葉ガニが特産として知られるが、松葉ガニ漁が終わる3月から旬を迎えるのがモサエビ。水深250―300メートルの深海に生息し、鮮度が落ちるのが早く幻のエビと言われている。 「さ、どうぞ」。現地から急ぎ持参してくれた福本さんがモサエビの殻をむいてくれた。「味が濃くて、甘い」と本紙スタッフ。「同じ日本海の甘エビを女性的とすれば、モサエビは対照的な濃厚な味わいです」と岡本さんが解説する。頭の味噌は吸うようにしていただき、腹に抱えた緑色の卵も美味。殻はいい出汁がとれ、捨てるところがないそうだ。 これから5月までの期間、町内の宿や飲食店で刺し身、蒸し、天ぷらなどモサエビフルコースが提供される。料金は宿泊付きで1万円から、料理のみで5500円から。 「これも食べてみて」。続いて福本さんが勧めてくれたのが子まぶり。赤ガレイの新鮮な刺身に茹でた子(卵)をまぶしたもの。「歯応えがあるし甘味もある」と、これまたスタッフが感嘆。子のブツブツ感がアクセントになっている。 「これを漬けて食べてみて」と、福本さんは梨をベースにした山のタレとイカ墨を基にした海のタレを出した。子まぶりにタレをつけて一口。「うまい!」。 この2種類のタレは商工会女性部の皆さんたちが開発し、昨年12月には「赤がれいバリバリ丼」を商品化した。カレイの唐揚げが丼をはみ出すように載り、地元産の野菜やラッキョウ、子まぶり、米が幾層にも重なる。海のタレ、山のタレをかけて味わった後、和風だしで茶漬けにして食べる。骨煎餅はバリバリといただく。2月から町内10軒の宿、飲食店で提供されている。福本さんのお店では小鉢などが付いて1人前1500円から。 福本さんは「試食じゃなくて本物を食べに岩美に来てください」。岡本さんは「道の駅きなんせ岩美が7月にオープンします。山陰道が部分開通しアクセスも良くなりました」。東京から1年半前に移住し、地域おこし協力隊として活躍する土田さんは「本当にいいところです。私の大好きな岩美に1人でも多くの方が来ていただけるとうれしいです」と話した。 鳥取県岩美町の皆さん
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