フェリークルーズの可能性を探る 各社代表による観光座談会(4)
―このほかこれまで不便だったものが改良されたことはありますか。
岡田 昔にくらべてどの船社も食事がよくなりました。私どもも朝食は統一で3メニューしかありませんが500円にしたところ、レストランに来られるお客様が倍くらいになりました。12時間半の船旅に魂を
前川 自動販売機の飲料も昔は乗船前にコンビニで買ってくる人が多かった。今はコンビニと同じ料金が多くなっています。
インバウンドについては訪日期間が限られているなかで、どこまで動けるかといった点では寝ている間に次の場所へ行けるので有効です。
山田 先ほども話したように四国への自転車の旅、いわゆる輪行バッグの乗船利用は多く年間で1千人ほどいて増加傾向です。JR四国も自転車を乗せる電車があるので、JRとも連携してアピールしていきたいと思います。
山本 最近フェリーに乗ったことがない方はぜひ乗船いただきたい。驚くほど最新の設備になっていますから。列車や飛行機の手数料がなくなっていくなか、フェリーはしっかり支払うものは支払っています。旅行会社の方にはその点をしっかりとお伝えしたいですね。
河越 ハードとしてはやっとここまでたどり着いたというのが正直なところです。私どもの社長が一番力説していますのはサービス向上です。
船という器、ハードがあって、確かに立派なものになりました。しかしそれを活かさなければいけません。
12時間半という船旅の中でどう魂を入れることができるか。これは我われ乗組員、営業にかかっています。
阪九フェリー
名門大洋フェリー
宮崎カーフェリー
四国オレンジフェリー
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