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フェリーの新時代

フェリーの新時代
今年は大阪と九州を結ぶ2つのフェリー会社が新造船を投入する。阪九フェリーは春、名門大洋フェリーは秋にそれぞれ2隻ずつ新しい船になるが、いずれも12年ぶりになるという。新しい船はホテルを思わせるようなロビーや客室になっており、レストランもかつてのフェリーでは考えられないほど豪華になった。昔の団体客主体のフェリーではなく、個人客の趣向に合わせたフェリーになっていて、まさにフェリークルーズを楽しめる内容になっている。 しかしながら、そういった新しいフェリーの時代になっているのに、フェリークルーズに関心を持つ中小旅行会社は多くない。客の需要がないという。クルーズ好きの顧客は豪華客船に乗るので勧められないそうだが、本当にそうだろうか。 以前、高額なことで有名な九州のクルーズトレイン「ななつ星」とフェリーさんふらわあを組み合わせたツアーを造ったところ即、完売したという事例がある。需要はあるはずだ。 手数料を従来通り支払ってもらえるフェリーは、中小旅行会社にとって大事な「顧客」だと思うが、いかがだろう。西日本の旅行会社でフェリークルーズの魅力を顧客に伝え、利益を出しましょう。そのためにはフェリーの体験から始めましょう。 (トラベルニュースat 15年2月25日号)
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