「変なホテル」ハウステンボスに7月開業(1) ローコスト・スマートを追究
長崎県佐世保市のハウステンボス(澤田秀雄社長)は、受け付けを人体型サービスロボットで対応し、客室内にエアコン設備を持たないなど究極のローコスト・スマートホテル(72室)を7月17日、ハウステンボスにオープンさせる。1月27日に東京・新宿区のHIS本社と佐世保市のハウステンボスで同時に開いた記者会見で発表した。ホテルの名称は「変なホテル」。会見で澤田社長は「(蝶のように)完全変態するイメージをホテル名に込めた」と説明。オープン後も日々変化する先端技術を取り入れ、「常にスマート」であり、「変わり続けることを約束するホテル」をコンセプトに掲げる。
記者会見でアピールする澤田社長
7月に開業するのは第1期分のホテル棟と共用棟。ホテルは地上2階建てで、延床面積3541平方メートル。客室は72室で21平方メートルから34平方メートルの3タイプある。総工費は10億円。第2期棟は2016年の開業予定で、地上2階建て、客室数は同じ72室。
「変なホテル」完成予想図
「ハウステンボスに4軒のホテルがあるが、生産性が低いと感じている。目指すのは世界最高水準の生産性を実現し世界で戦えるホテル」
会見で澤田社長はそう述べ、ユニット工法による建設コストの削減と世界のどこでも作れる汎用性、自動化とサービスロボットの導入による人件費の削減、徹底した省エネルギー化の実現で、世界に500軒から1千軒のホテル展開の構想をぶち上げた。
→「変なホテル」ハウステンボスに7月開業(2) サービスロボットと省エネに続く
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