地域素材の充実図る エースJTBの15年度商品
JTB国内旅行企画(大谷恭久社長)は1月23日、国内パッケージツアー「エースJTB」の2015年度商品を発売した。地域資源や旬の素材の掘り起こしに注力、商品を充実させ、国内旅行の活性化へつなげる。地域資源にスポットを当てた「旅の過ごし方」は前年度比15%増の298コースに拡充した。地域固有の魅力を宿泊先周辺での現地プランや旅行会社だからこそ実現可能な素材として商品化。周辺地域への回遊を促すことで旅の満足度向上を図った。
九州方面では「やまなみわくわく(湧く湧く)レンタカー」。九州が誇る観光道路「やまなみハイウェイ」をレンタカーでドライブしながら、周辺に点在する温泉や水、大自然に触れるプランだ。タオルや湧水を入れるペットボトルなどアイテムを付けて気軽に周遊を楽しんでもらう。
東北では青森のトゲグリガニや岩手の三陸産殻付ウニなど6県自慢の旬の素材を夕食に提供。京都では天龍寺で襖絵と桜の時間外特別鑑賞会など貴重な旅を提案する。
旬の景色や体験を楽しむ「感動の瞬間(とき)100選」は前年の倍となる160コースを設定。北海道では「アーリーライド」と題して、北海道の朝ならではの風景を楽しむ機会を提供する。トマム、富良野、ニセコ、留寿都、旭岳温泉、層雲峡のゴンドラ・ロープウエイに無料乗車できる。
そのほか今年注目の方面として、人気が続く大阪・USJや新幹線開業の北陸、姫路城、高野山、善光寺など節目を迎えるエリアへのプランを用意。「日本の旬」は東北をエリアに4―9月に展開する。