今年の愛知は賑やか 家康公ものがたり、緑化フェア-イベント相次ぐ
愛知県では今年、徳川家康の没後400年を記念した顕彰事業「家康公ものがたり」、愛知万博10周年記念を兼ねた「全国都市緑化あいちフェア」などのイベントが開かれる。昨年12月には大阪市内のホテルに旅行会社を集め、説明会と商談会を開いた。家康公ものがたりは、生誕地の愛知県岡崎市、天下取りの拠点になった静岡県浜松市、晩年を過ごした静岡市が連携して今年1年に渡って実施する。家康行列&桜まつりや家康公四百年岡崎城まつりなど記念イベントを3市で展開するほか、3市を周遊し家康の生涯をテーマにした旅行商品に対して商品造成特別支援制度を設けている。
制度は、集客目標300人以上の募集型企画旅行に対してパンフレット制作助成として1件当たり5―10万円を支援するほか、参加者限定の家康公ものがたりオリジナルご朱印帳など販促ツールを提供する。岡崎活性化本部(電話0564―57―0200)にツアー造成・販売サポートセンターを設置する。
また、岡崎市内のまち歩き、家康公生誕劇の観賞、食事、ガイドツアーなどが楽しめる家康公クーポンを設定するほか、岡崎商工会議所では四百年祭ののぼりやピンバッジを販売する。
都市緑化フェアは愛・地球博記念公園をメーン会場に9月12日―11月8日に開催。愛知万博を思い出させるグリーンウォール、51年連続花き生産額日本一の強みを生かした花壇展示などが行われる。
蒲郡市のラグーナテンボスでは3月31日まで3Dマッピングイベントを開催。360度全体が3Dマッピングで囲まれたり、水を使ったイリュージョンが見もの。
説明会で、一般社団法人愛知県観光協会の山内均専務理事は「明治村50周年、祖父江の善光寺東海別院の御開帳もあります。より一層のご送客をお願いしたい」。