白馬スキーに問題なし 「バレー」通常営業で地震影響吹き飛ばす/長野
長野県大町市、白馬村、小谷村で構成する北アルプス3市村観光連絡会は12月8日、東京・八重洲の会議場で記者会見を開き、「白馬バレー」の11のスキー場が通常営業を開始することをアピールした。11月22日に発生した最大震度6弱の「長野県神城断層地震」の影響による、同エリアへの旅行キャンセルやスキー客離れを防ぎたい考えだ。地震後、各スキー場ではリフトやゴンドラ、施設などを点検し、すべての安全を確認している。
記者会見で小谷村・栂池高原観光協会の郷津貴久代会長は「宿泊施設も通常営業をしています。2月21、22日には妖怪ウォッチショーを行います。子どもたちの元気とシバニャンの妖力で風評を吹き飛ばします」。
白馬インターナショナル・ビジネス・アソシエーションのケビン・モラード会長は「海外からの問い合わせも多く、スキー場や施設、被災者についての情報を速やかに英語で発信しました」と紹介。海外からの来訪者は「前年の120―140%の入込を予想しています。盛り上がるスキーシーズンになると思います」と期待を込めた。
3市村では同地域を白馬バレーと称し、国内・海外に向け観光PRを開始している。