交流拡大へ「観光の夕べ」 韓国観光公社
韓国観光公社は10月22日、大阪市北区のフェスティバルホールで「2014韓国観光の夕べ」を開いた。韓国の人気俳優のトークショーや歌手のライブなどもあり、招待客約2600人に日韓の観光交流拡大を呼びかけた。訪韓観光誘致と来年の日韓国交正常化50周年を見据えた韓国文化総合祝祭「Korea Month」の一環。10月9日―11月16日の期間に関西各地でイベントが行われ、観光の夕べも22日に大阪市、23日に神戸市で開かれた。
大阪での観光の夕べは、太鼓や踊りで織り成すノンバーバルパフォーマンス「ファンタスティック」で開幕。
ノンバーバルパフォーマンスで開幕
韓国観光公社大阪支社の李鐘薫(リー・ジョンフン)支社長は「日韓親善に寄与できればうれしい」。大阪府の小西禎一副知事は「日本人の韓国への訪問客数は2012年に350万人を突破しましたが、その後は減少傾向です。両国国民が相互理解して交流推進が重要です。この企画に敬意を表したい」とあいさつした。
駐大阪大韓民国総領事館の李賢主(イ・ヒョンジュン)さんは日本語で「皆さん韓国に来てください。このところ両国間はごたごたし心配されるでしょうが大丈夫です。韓国の文化を知ってください」と呼びかけた。
韓国ではユミンという名でテレビドラマ「オールイン」「アイリス」などに出演している女優の笛木優子さんが韓国観光名誉広報大使に任命された。笛木さんは「韓国の魅力を知ってもらうよう頑張っていきたい」と抱負を述べていた。
このあと、K―POPの6人グループ「C―CLOWN」のライブ、韓国人気俳優のイ・ジヌクさんとユ・イニョンさんのトークショーが行われたほか、韓国への往復航空チケットやホテル宿泊券が当たる抽選会が行われ盛り上がった。
日韓両国の観光交流は政治的な問題で低迷していたが、訪日客は今夏から回復し9月には約22万人と9月単月で過去最高を記録。反面、韓国を訪問する日本人は減少傾向が続いている。