「中野重治の手紙-『愛しき者へ』展」 情熱、愛情…書簡からたどる生き方
叙情的な詩や小説、評論を手がけ、プロレタリア文学運動にも参加して、戦前から戦後にかけ豊かな創作活動を続けた作家、中野重治。横浜市の神奈川近代文学館で開催中の「中野重治の手紙-『愛しき者へ』展」では、中野がやり取りした幾通もの手紙が紹介されている。家族や友人作家らとのやりとりからは、混迷の時代に翻弄されながらも、「書く」ことを決してやめようとしなかった中野の文学に対するひたむきな熱情が浮かび上がる。
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