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バスの新運賃を再々考

バスの新運賃を再々考
今回で3回目になるが、また貸切バスの新運賃・新料金に制度について書きたい。この制度に対して旅館やドライブイン関係者の意識が薄いような気がするからだ。新制度への要望を出しているのは全旅協に加盟する組織が目立つが、旅館やドライブインの動きは耳にしない。旅館でも営業で動き、旅館組合などの要職につき、活発な活動を行う経営者は危機感を持っている。 ある関西の旅館経営者は「数年前から毎年来ている東北の団体ツアーがなくなった。伊丹空港まで飛行機で来て、そこからバスというコースだったが、バス代が上がるためツアー自体が消えた。何百という数だったので痛手だ」。旅館組合で運行しているバスの料金も3倍になり「現状のままでは継続できなくなる」と深刻さを訴えていた。 ある企画会社の担当者も「ツアーでドライブインを極力除外する動きがある。ドライブインの手数料よりバス料金の方が高くなるからだ。ドライブインに立ち寄った時間がバス料金にかかってくるので、少しでも早く現地入りしバス料金を安くしたいようだ」と話している。 こういった現場での話からすると、観光関連団体が一緒になって実務面での運用のあり方を一考してもらえるよう、国交省に働きかけるべきではないだろうか。 (トラベルニュースat 14年8月25日号)
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