【書評】『葛根廟事件の証言 草原の惨劇・平和への祈り』興安街 命日会編
葛根廟(かっこんびょう)事件は、昭和20年8月14日、満州(現中国東北部)に侵攻してきたソ連軍の戦車群によって約1300人の日本人避難民が蹂躙(じゅうりん)され、約1000人が犠牲になった惨劇である。戦車の砲撃や自動小銃に撃たれたり、「逃げ切れない」と自ら青酸カリなどで命を絶った人たちの多くは女性や子供、老人であった。
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