乳房再建の認知2割
乳がんの手術で乳房を切除した女性の胸に、シリコーンを詰めた人工乳房などを埋め込み、新たに膨らみを作り直す「乳房再建術」。国内での認知度は2割程度と低いことが医薬品・医療機器メーカー、アラガン・ジャパン(東京都渋谷区)の調査で分かった。5月、20~60代の男女計1千人に聞いた。「乳房再建という言葉も治療内容も知っていた」と答えた人は全体の18%(女性22%、男性13%)。「言葉は聞いたことがある」は58%、「言葉も内容も知らない」は25%。乳房再建術に健康保険が適用されることは3%の人しか知らなかった。