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【書評】書評家・倉本さおりが読む『途上なやつら』まさきとしか著

【書評】書評家・倉本さおりが読む『途上なやつら』まさきとしか著
 旅の「途上」。計画の「途上」。発展の「途上」-。それはゴールの設定された言葉だ。けれど道のりの長さは決められてないし、必要な力も時間も教えてもらえない。たいていは、矢印の先が尖(とが)っているほど擦り減ってゆき、いろんなものを失ってゆく。
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