JTBルック、下期商品を発売(1) 羽田利用拡充で巻き返し
JTBワールドバケーションズ(井上聡社長)は7月10日、海外旅行パッケージツアー「ルックJTB」の2014年度下期(11―3月)商品を発売した。羽田空港利用商品の拡充やオンシーズンを迎える南米の強化を図ったほか、西日本発では人気の女性向け商品に新シリーズが登場。海外旅行市場が伸び悩むなか、これら新基軸の展開で巻き返しを図る。14年度上期の販売人員見込みは前年比4%減の64万7千人。GWの日並びの悪さや消費増税が影響した。下期は価格を抑えた商品を投入するなどハワイやアジア方面を中心に販売を強化し同17%増の75.3万人を目標に据える。ただ、14年度の年間目標は、上期の日本人出向者数が前年を下回ったことや現地ホテル価格の高騰などを踏まえ、当初から5万人減となる140万人に下方修正した。
首都圏発着商品では、羽田空港利用商品を拡充。3月に国際線を増便した影響もあり、ヨーロッパや北米などの方面が各社とも好調に推移している。ルックでも首都圏はじめ各地から利用者が増えているといい、下期は羽田利用商品を大きく増やし、同50%増の販売人員を目指す。
方面別では、南米をプッシュ。首都圏発着商品として集中させることでツアーラインナップを充実させたほか、ペルーでは羽田発着の新コースを登場させた。ハワイにはワイキキにサポートデスク「トラベルプラザ」を10月1日に開設し、利便性を向上させる。
また、今年のテーマ「期待を上回る満足の追求」を具体化させた「私だけの旅」はヨーロッパを中心に好調に推移。下期はニューヨーク、メキシコシティ、韓国をコースに加えた。
→JTBルック、下期商品を発売(2) 西日本は女性向け新商品に続く
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