【ベトナム中部紀行(3)】多様な文化の交差点…ミーソン遺跡 共通祖先?なぜか懐かしい
ホイアンからバスで約2時間、トゥボン川を南西方向に遡上して、深緑の山々に囲まれたミーソン圏谷まで移動する。その高台の盆地の中央に位置するのが、もう一つの世界文化遺産「ミーソン遺跡」。古代チャンパ王国(2世紀~18世紀)がヒンズー教シヴァ神を祀る聖域としていたが、ベトナム戦争時の空爆などで、遺跡の大部分が破壊されてしまった。その後に修復補強や保護活動が進み、世界文化遺産に登録されたが、詳しいことはまだ分かっていない謎の多い遺跡だ。