訪日客対策と「温泉時計」 群馬県旅館青年部・総会
群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部(59人、横手誠二部長=伊香保温泉・横手館)はこのほど、群馬県水上温泉のひがきホテルで2014年度総会を開いた。30人が出席した。群馬県青年部ではインバウンド対策に力を入れている。インバウンド・プロジェクトの岡村建リーダー(みなかみ町・法師温泉長寿館)が中心になり、ドイツ、スリランカ、EU大使館を訪問し群馬来訪を呼びかけたり、タイのテレビ番組「Majide Japan」の5泊6日の取材対応などに取り組んだ。
新年度も引き続き、インバウンド対応を継続するほか、県内向けの事業として群馬県庁職員を対象にした互助会宿泊プランの販売、県外向けには「美人時計」の温泉版「群馬温泉時計」によるアピールに力を入れる。
横手部長は「温泉時計のアプリを多くの部員のウェブサイトに張り付けていただき、温泉の風景や人物で群馬の観光を発信したい」と協力を求めた。
また、6月に世界文化遺産登録された富岡製糸場について「青年部が群馬観光の追い風を捉える帆の使命を果たしていく」と抱負を述べた。
横手部長
来賓からも市川捷次・群馬県旅館ホテル組合理事長が「今の群馬観光はいい環境に置かれている。群馬観光を売るいいチャンスだと思っています」、戸塚俊輔・群馬県観光局長が「今年10―12月にググっとぐんま観光キャンペーンを行います」と話し、ともに青年部の協力に期待した。
総会には山口敦史・全旅連青年部長も出席した。