会長に田川さん（ＪＴＢ）　副会長３氏体制で強化　ＪＡＴＡ・総会

日本旅行業協会（ＪＡＴＡ、１１２３会員、菊間潤吾会長＝ワールド航空サービス）はこのほど、東京・大手町の経団連会館で２０１４年度総会を開き、役員改選で新会長に田川博己副会長（ＪＴＢ）を選任した。菊間会長は副会長として執行部に残る。また、定款を変更し、従来２人以内としていた副会長を３人以内としたうえで、吉川勝久副会長（ＫＮＴ―ＣＴホールディングス）を再任、新たに丸尾和明氏（日本旅行）を副会長に選任した。 菊間会長は退任のあいさつで「２年間、田川、吉川両副会長とスクラムを組みやってきた。この間、ＪＡＴＡの国際的プレゼンスは高くなったと思います。今期は田川会長のもと、吉川副会長が国内旅行、丸尾副会長が訪日旅行、私が海外旅行という体制で臨みたい」と抱負を述べた。 また、満を持しての会長就任となった田川会長は「環境変化に的確に対応し、業界と会員の利益を守りたい。観光立国実現には国内旅行、海外旅行、訪日旅行の三位一体の取り組みが不可欠。これを推進できるのはＪＡＴＡ以外にありません。大いに知恵を出しながら、観光大国実現にリーダーシップを発揮したい」と力強く語った。 新体制を担う４氏