【書評】『新版 親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと』山田太一著
先月で80歳になった名脚本家が60歳のときに著した本の新版。ドラマ「ふぞろいの林檎(りんご)たち」や「岸辺のアルバム」などで描き続けてきた(自問自答してきた)子供との距離感、家族のありようが、自身の生い立ちや体験をもとに、おなじみの“山田節”で綴(つづ)られ、心の深いところにスーッと、あるいはズシリと届く。
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