就航3年で初の単年度黒字 ピーチ・アビエーション
ピーチ・アビエーション(ピーチ)の2014年3月期決算がこのほど発表され、就航から3年で初めて単年度黒字を達成した。営業収入は前年同期より倍以上増やし305億9500万円。営業利益は前年の9億6千万円の損失から20億700万円まで伸ばし、冬期純利益も12億900万円の赤字から10億4600万円の黒字を計上した。平均搭乗率は有償ベースで83・7%、旅客数は約300万人だった。ピーチの井上慎一CEOは「当初の目標通り、就航3年目での単年度黒字を実現することができました」とコメントし、当初は否定的だった日本におけるLCCビジネスモデルが事業として成立することを実証したとしている。
今期に関しては、夏季スケジュールの計画減便で30億円の減収を見込むが、沖縄・那覇空港の拠点化を予定通り展開するなど15年3月期は増収を見通している。