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【書評】『心を灯すマッチのように』高野澄子著

【書評】『心を灯すマッチのように』高野澄子著
 「私は原爆の後始末のために生きてきました」と語る江角ヤス。彼女は如己(にょこ)堂や著書『長崎の鐘』などで有名な永井隆博士と同郷の出雲出身で、相互に親交をもった。明治32年生まれ。女性の社会進出に理解が少なかった時代に、東京女子高等師範(現お茶の水女子大)、そして門戸を開いたばかりの東北帝国大に学び、フランス留学。帰国後は、日本人による初めての女子修道会創立に携わった。長崎の純心女子学園をはじめ、鹿児島、東京に次々と幼稚園、中学、高校、大学を設立し、女子教育に注力した。
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