元ハンセン病患者の詩人、塔和子さん 故郷に分骨 弟「尊厳回復に本名刻みたい」
瀬戸内海の孤島、大島のハンセン病療養所で昨年8月、83歳の生涯を閉じた詩人の塔和子さん。社会から隔離された過酷な境遇の中で命を見つめ、人間の尊厳を紡いだ1千編の詩は、多くの人の心を震わせた。今月17日、故郷の愛媛県西予市に遺骨が分骨されることになり、塔さんの弟(77)は悩んだ末に「姉の尊厳を守りたい」と銘板に本名を刻むことを決めた。
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