【次代への名言】司馬さん、遼(はるか)なり編(43)
開眼した北辰(ほくしん)一刀流の祖、千葉周作の心境描写である。「餓死を怖(おそ)れていては、男子、なにごともできますまい」ということばもある。さすがに坂本竜(龍)馬の“大師匠”との観がある。「宮本武蔵以来の剣の覇王(はおう)になりたい」。『北斗の人』の周作はそうも希(ねが)う。が、司馬さんが描く周作と武蔵は、対照的である。
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