和歌山で1万人を集客
一般社団法人全国旅行業協会(二階俊博会長)主催の第10回国内観光活性化フォーラムと全旅(池田孝昭社長)主催の第1回地旅博覧会が2月11日に和歌山市で開催された。二階会長のお膝元での第10回記念のフォーラムとあって当初から1万人の集客目標を立てたものの、群馬県で昨年開かれた第9回フォーラムが過去最高の5千人を集め、人数ではこれが限界と言われていた。
しかし今回のフォーラムでは1万人を有に超える参加者があり、地旅博覧会の出展ブースは123を数え、観光バスも152台が動いた。
地旅博覧会に出展していたある地方行政担当者は「これほどの人が集まると思っていなかった。用意していたパンフレットは昼過ぎにはすべてなくなってしまいました」と話していた。フォーラムと博覧会が別会場だったことを危惧していたが、どちらの会場も人で一杯になり、第10回にはふさわしい賑わいとなったことは喜ばしい。
国内観光活性化フォーラムがこれまで全旅協本部と会員旅行会社、地方自治体、観光協会を結び着地型観光、地旅を世に広めてきた功績は大きい。今回で一端、フォーラム自体は休止だそうだが、最初の開催となった地旅博覧会が新たな歩みを重ね旅行会社と地域の連携が深まることに期待したい。
(トラベルニュースat 14年2月25日号)