インバウンド振興のブランド戦略を考える 3月24日、東京でシンポ
産学官連携でインバウンド振興を考えるインバウンド研究会(本保芳明代表=観光庁参与)は3月24日、東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京で「インバウンド振興のための国・地域のブランド戦略シンポジウム」を開く。訪日外客数の次の目標である2千万人達成に向け、マーケティングの視点からブランド戦略の今後の方向性を提示する。同研究会はぐるなび総研の主催で2012年4月に発足。東京大学教授ら学識経験者、観光庁など行政のほか観光業界各社やシンクタンクが会員に集い、提言の発表やセミナーを行うなどインバウンド振興の研究を行っている。
今回のシンポジウムは昨年訪日客1千万人を達成したことを受け、次なる高みを目指して企画した。観光庁、ぐるなび総研、三菱総合研究所が共催。
基調講演は、ブランド戦略について国、地域、各国の3つの視点から。国は篠原康弘・観光庁審議官が「日本および世界の観光先進国の取り組み状況の紹介」、地域は古田菜穂子・岐阜県顧問が「岐阜県の取り組み」、各国は後藤靖子・国土交通省国土交通政策研究所所長が「観光ブランドの国際比較について」をそれぞれ講演する。
トークセッションは「国、地域のブランド戦略について」がテーマ。本保代表をモデレーターに、基調講演の3氏に加え池尾恭一・慶応大学教授、恩蔵直人・早稲田大学教授、片平秀貴・丸の内ブランドフォーラム主宰が意見を交える。
時間は14時30分―17時30分。入場料は無料で、現在参加者を募集している。申し込みはhttp://gri.gnavi.co.jp/release/2014/140324_01.htmlから。定員500人に達すると締め切る。