阪急交通社、松田氏が新社長に 4月1日付、組織改正も
阪急交通社は2月3日、4月1日付けで現・取締役常務執行役員西日本営業本部長の松田誠司氏を社長に昇格すると発表した。2020年の東京五輪に向けた専門部署の開設など組織改正にも取り組む。松田新社長は、1977年4月に阪急交通社に入社し、旅行事業本部東日本営業本部メディア営業部長、九州営業本部長などを歴任。11年4月から西日本営業本部長。京都府出身。59歳。
社長に就任する松田誠司氏
生井一郎社長は代表権のある会長に就任する。後任の西日本営業本部長には、酒井淳・東日本営業本部長が就く。
組織改正ではCSR推進本部を新設するほか、20年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた訪日外国人向け業務の強化を図るプロジェクト'20推進部を設ける。募集型企画ツアーの精算管理業務を集約し業務の効率化と営業支援体制を強化する仕入精算部も新たに設置する。
社長交代、組織改正について同社では「阪急阪神ホールディングス体制の下、コア事業としての旅行事業が一定のメドが立ち、主力商品の『トラピックス』が今年25周年を迎えることで、国内旅行市場でのシェア拡大、グローバル展開を視野に入れ、さらなる成長へ一層の強化、充実を図ります」としている。
なお、阪急阪神ビジネストラベルの社長には難波江隆一・阪急交通社代表取締役専務執行役員が就任する。