春節にショッピング観光アピール 大阪で2月7日まで「新春福袋まつり」
1月31日から始まる中華圏の春節(旧正月)に合わせて、大阪市内の百貨店や観光施設が「福袋」を売り出す。日本の正月の風物詩をショッピング観光の魅力としてアピールする。昨年発足した一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)やJCBカードが「これぞニッポンの新春福袋まつり!in大阪」と銘打って今年初めて企画。阪急百貨店うめだ本店、近鉄百貨店あべのハルカス本店、JR大阪三越伊勢丹の3百貨店と海遊館、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が31日から福袋を売り出している。
阪急うめだ本店は婦人服、近鉄あべのハルカス本店はキティーちゃんなどのキャラクターグッズ、JR三越伊勢丹は婦人服と日用雑貨、海遊館は天保山マーケットプレイスの土産セット、USJはスヌーピーグッズなどを福袋とした。通常価格より大幅に割り引いた1つ5千円から1万500円で販売している。
30日に大阪市内のホテルであった記者発表で、JSTO理事の村山慶輔さんは「ドバイやシンガポールではショッピングフェスティバルが定期的に開かれ、外国人観光客の消費を促している。日本でも継続してしショッピングツーリズムを打ち出していき、春節の福袋を定着させたい」と意欲を示した。
記者会見で各店関係者が意欲
昨年1千万人を初めて超えた訪日外客のうち、もっともシェアを占めるアジアからの観光客はショッピングが訪日の目的の一つになっている。この日出席した百貨店関係者も「人気のバッグは陳列した途端に売り切れる」「アンティークカメラ展で、1人で600万円を買い付けた外国のお客様がいた」などと旺盛な消費意欲を紹介していた。
福袋まつりは2月7日まで。