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訪日客13年総計は1036万人 各市場で飛躍的増

訪日客13年総計は1036万人 各市場で飛躍的増
政府が目標に掲げていた年間の訪日外国人客数1千万人は12月20日に突破したが、日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)は1月17日、2013年1年間の客数(推計値)は前年比24.0%増の1036万4千人と発表した。悲願達成を弾みに、次の目標2千万人に向け、国を挙げて取り組みを進めていく。12月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比25.4%増の86万5千人。12月単月としては過去最高の数値で、年末まで好調を維持し続けた。市場別では大きく飛躍を続ける台湾や東南アジア諸国のほか、低迷していた中国も単月の最高記録を更新した。 年間の客数はこれまで最高だった10年から175万人も上回った。JNTOはこの要因に、円安、東南アジア諸国への査証緩和、ビジット・ジャパン事業の効果、LCCなど新規就航による航空座席の供給増加を挙げている。 市場別では台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インドなどアジア諸国やオーストラリア、フランスが過去最高を記録。台湾、香港、ベトナムは前年から50%超も増加し、タイに至っては74.0%増と強烈な伸びを示した。 社会情勢から関係が冷え込んだ韓国と中国だが、韓国は前年比20.2%増で過去2番目の数値。中国は同7.8%減となったが、年末にかけて復調は明らかになってきている。 JNTOでは今後東アジア、東南アジアを重点市場に据え、取り組みを強化。欧州、インドなどに対してもPR活動を進め、飛躍を図っていく。
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