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「宇宙観光時代」到来へ クラブツーリズムが宇宙旅行専門子会社を設立 

「宇宙観光時代」到来へ クラブツーリズムが宇宙旅行専門子会社を設立 
かつてアメリカのSF作家、アイザック・アシモフが予想した21世紀の世界。現代において数々の事象でその先見の明が示されているが、壮大に描かれた宇宙分野についても少しずつ「予言」に近づきつつあるのかもしれない。クラブツーリズム(小山佳延社長)は1月6日、民間宇宙旅行専門の旅行子会社「クラブツーリズム・スペースツアーズ」を設立した。「予言」にあった大規模な宇宙開発はまだまだだが、いよいよ「宇宙観光」時代の到来で人間と宇宙の距離が縮まってきそうだ。 「スペースツアーズ」は、これまでイギリスのヴァージンギャラクティック社と提携し、一部署として行っていた有人弾道宇宙飛行の日本国内での販売事業を分社化。これまでの公式代理店業務を引き継ぎ、宇宙旅行を専門にした事業展開を行う。アメリカでは民間宇宙旅行用の宇宙船や宇宙港開発が進み、ヴァージンギャラクティック社も今年末には商業運航の開始を見込んでいることから、民間宇宙旅行時代の到来を見据えて会社設立を決めた。 社長にはクラブツーリズム宇宙旅行部長だった浅川恵司氏が就任。資本金は2500万円。 ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行はアメリカ・ニューメキシコ州の宇宙港を出発。高度100キロの宇宙空間に到達後、約4分間の無重力体験を体験するなど約2時間の行程を予定している。 参加料金は1人25万ドル、日本円では約2500万円。運航開始後10年間の想定取扱客数3万人のうち日本からは約900人と予測している。すでに日本人18人を含む600人が予約済みだという。
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