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列車で行くスキー復活の兆し? JTBサン&サン西日本が商品化

列車で行くスキー復活の兆し? JTBサン&サン西日本が商品化
JTBサン&サン西日本は、JRを利用した信州・北陸方面のスキー・スノーボード商品を設定した。昨シーズン北陸エリアで展開したJR利用商品が好調だったことから、信州にも拡大。夜行バスやマイカーでは二の足を踏む潜在的な需要の掘り起こしを見込む。シーズン終了までに1千人の販売目標を掲げる。スキー旅行での列車と言えば、1980年―90年代にかけてJRの「シュプール号」が一世を風靡した。ただスキー人口の減少をはじめ、バスやマイカースキーの台頭により列車で行くスキー、スノボ旅行は大きく減少した。 実際、JTBサン&サン西日本によると、関西発の信州スキー商品の申し込み状況はバス利用が50%、マイカー利用が40%、JR利用は10%。バスは夜行便が圧倒的で、若年層を中心に人気が高い。マイカーは家族層を中心に年々利用比率が高まっている。ただ同社では、大雪の問題や体力的な負担を強いるバス、マイカー利用の負担を軽減することで「さらなる潜在ニーズが取り込めるのではないか」とし、効率的に日中に移動できるJR利用の商品を投入することにした。 昨シーズンは北陸エリアで商品展開し200人を超える実績を残した。今シーズンはさらに信州白馬エリアを追加。利用客の利便性を向上させるため富山駅まで特急列車で直行し、富山駅から白馬まで新規に「らくらくシャトル」を運行することにした。これにより乗り換えは富山駅での1回のみとなり、富山駅から白馬エリアのゲレンデまで2-3時間で移動できるようになった。 商品は2泊3日で、栂池高原、岩岳、八方尾根、白馬五竜&47の5スキー場に20のホテルを設定した。ツアー代金は大人1人1万9800円から。モデル行程は、1日目がJR大阪駅(7時9分発)=サンダーバード1号=JR富山駅(10時22分着)=らくらくシャトル=白馬各地(栂池13時ごろ、五竜14時ごろ着)、2日目は終日スキー、3日目が白馬各地(五竜13時、栂池14時ごろ発)=らくらくシャトル=JR富山駅(17時11分発)=サンダーバード40号=JR大阪駅(20時37分着)。新大阪駅、京都駅でも乗降可。
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