【東海道新幹線50年(上)】開業一番列車運転手「時速200キロの世界忘れられぬ」
今年は、東京-大阪を結ぶ東海道新幹線が開業して50周年となる。昭和39年10月1日、東京五輪開催直前に世界初の高速鉄道として開通した「夢の超特急」は、高度経済成長に沸く日本の大動脈の役割を果たし、この半世紀で50億人超を安全に輸送してきた。「スピード感がすばらしい」「日本の戦後ものづくりの集大成」。新幹線に携わった旧国鉄OBは、今も誇らしげに語る。新幹線は今や、青森から鹿児島まで日本列島をつなぐ。そして、スピードへの挑戦はリニア中央新幹線に託され、早ければ年内に用地買収に入る。