訪日外国人客数、目標の1千万人を達成
政府が目標に掲げていた年間の訪日外国人客数1千万人が12月20日、ついに達成された。真の「観光立国」へようやく第一関門を突破。次なる目標、2千万人へ向け、国を挙げてさらなる高みを目指していくことになる。日本政府観光局(JNTO)が発表した11月の訪日外国人客数は前年同月比29.5%増の84万人で、好調を継続。累計949万9千人となり、残り1カ月での達成はほぼ確実とみられていた。
年間1千万人は当初は2010年を見込んでいた。リーマンショックや東日本大震災で大きな影響を受けるなど紆余曲折があり、後退を余儀なくされたが、国を挙げてのビジット・ジャパン・キャンペーンを展開、昨年には円安傾向や東南アジア諸国への査証緩和を追い風に躍進し、3年遅れにはなったが悲願達成に至った。
達成当日の20日、成田空港で記念行事が開かれた。