【書評】『うつに非(あら)ず うつ病の真実と精神医療の罪』野田正彰著
いま日本では、毎年3万人近い人が自殺で亡くなっている。警察庁の調べでは平成10年に前年から8千人も急増して3万人を突破。24年は2万7853人だったが、それでも9年までのレベルより高い。われわれは漠然と、うつ病による自殺が増えていると思っている。しかし本書は、それが極めて危険な思い込みだと警鐘を鳴らす。
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