【江藤詩文の世界鉄道旅】ゴルナーグラート・モンテローザ鉄道 車窓からマッターホルン…“絵に描いた”アルプスが目の前に
進行方向右手前方に、あの名峰がくっきりと姿を現した。マッターホルンだ。澄みきった青空を背景に、うっすらと雪を残す冴え冴えとした姿は、神々しささえ感じさせる。ほうっ…。声にならないため息が、満員の車内に満ちた。窓の外にマッターホルンって。あまりの非現実感に軽く目眩を覚える。
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