フィリピン台風から1週間、被災者が直面する現実
台風30号(ハイエン)がフィリピンを直撃してから15日で1週間がたった。自分の腕から波にさらわれた子どもの死を嘆く母親、自殺も考えたという父親、被災地にとどまって生活を立て直そうとする親子――。200万人を超す被災者は、悲惨な現実と向き合うことを迫られている。
1週間前まで自宅があった場所で、食器を拾って洗い続ける女性がいた。夫と6人の子どもをなくし、子どものうち3人は遺体が見つかった。誰も助け...
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